サイコパス漫画「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~(3)」あらすじ無料ネタバレと感想|
天ヶ江ルチカ/新堂冬樹著
娘が犯罪者扱いされた母の行動とは!
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こんにちは、マンガ大好きな亀太万太郎です。
人間が動物に見えることはありますか?
サル、チンパンジーや馬に似ている人はいますね。
今回紹介する「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~」は、主人公桂木涼子は動物に対して毒物を試して殺してしまいます。
家族も動物に見えてしまったり…
かなりサイコパスチックな内容になっています。
何でも実話をもとに描かれたストーリーみたいです。
それでは早速「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~(3)」をレビューしていきます。
摂氏零度の少女 ~私がママを殺すまで~ |
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目 次
「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~(3)」登場人物(主人公)とあらすじ
登場人物
桂木涼子:家族の前では普通の女子高生だが裏では毒キノコを採取したりドクニンジンを栽培したりしてそれを動物に試し死ぬが実験をしている。
涼子の母:多忙な雑誌の編集者。夫が働かないため家族のために仕事と家事をこなしており、優しくて家族思いの良き母。
あらすじ
ウサギの耳をホチキスでとめた犯人が涼子だと決めつけているのは生徒だけでなく先生もでした。
それを知った涼子の母は学校に乗り込み抗議します。
しかし涼子の不審な行動やハンカチが見つかったことで完全に犯罪者扱いされていると知った母は弁護士を雇うことにしました。
「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~(3)」のネタバレ
ー 学校 -
先生は涼子がウサギの耳をホチキスでとめたことを完全に疑っていました。
それでも凛として前を向き、自分ではないと言います。
そんな涼子を見て美人で頭がよくてミステリアスで素敵だと思うクラスメイトが1人だけいました。
里村という女子生徒でした。このまま涼子がやったことになるのは可哀想だと思います。
先生は全滅したニワトリ小屋の前で拾われた涼子のハンカチや、様々な目撃証言から完全に犯人だと決めつけています。
そこで里村はやったのは男子たちで涼子がやったことにしようと言っているのを見たと嘘をつきます。
涼子をかばうためでした。
すると先生はそれを信じ、男子たちを注意します。
涼子は疑われたことで気分が悪くなったと悲愴な表情で先生に言うと教室を出て行きました。
しかしそれは全くの演技で、そのまま保健室へ行くと包帯で耳を覆われケージにいれられたウサギに毒を飲ませます。
すぐに死んだウサギに楽になれてよかったねと笑う涼子。
そしてまたバカに疑われる前にさっさと教室に戻ろうと鼻歌混じりにスキップで戻りました。
ー 自宅 -
毎日少しずつ毒を盛られている母は最近胃の調子が悪く、薬を飲み始めていました。
書籍のドラマ化が決まってより忙しくなったストレスだと思う母。
一方の涼子は今夜も母が帰ってくる前に毒を盛ろうとすると帰ってきてしまいました。
晩酌する母に付き合う涼子。
すると祖母がきてウサギのホチキス事件を涼子のせいにされたことを話してきました。
それを聞いて母は涼子がいじめにあっているのではと心配になります。
先生は一体何をしていたのかと問い詰めますが涼子はもうその話はいいと言って部屋に戻りました。
母は祖母から詳しい話を聞きます。
ー 学校 -
次の日学校へ乗り込んでいく母。
すごい剣幕です。
うちの娘が犯人に吊るしあげられたと主張すると、以前から不審な行動があるという先生。
ニワトリが全滅した日も私服の涼子が目撃されたこと、小屋の前で涼子のハンカチが拾われたことなどでした。
しかし母は教師として生徒を信じずに犯罪者と決めつけたと激怒します。
また、ホチキスだけでなく治療のために保健室で保護していたウサギも死んでいたと先生がいうと、何もかも涼子のせいにする教師に怒り狂った母は弁護士に相談するといい出て行きました。
ー 自宅 -
夕方、涼子は母が飲んでいるお酒の瓶に毒をいれていました。
その顔は笑顔です。
そしていつものように今夜も晩酌する母を目の前で観察します。
突然母が指に針が刺さったみたいに激痛がすると言いだしました。
涼子はタリウムの初期症状が出た母を見て心躍り更にお酒をすすめます。
ー 学校 -
次の日、涼子をかばってくれた里村が声をかけてきました。
彼女はずっとこんな風に話してみたかったこと、困っているのを見ていられなくてかばったことを言ってきました。
明らかに涼子に憧れている里村を見た涼子はこれから秘密の場所に行くと言うと、ついていきたいと言う里村の手を引き、森の中へ入って行きました。
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「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~(3)」の感想
子供の頃に植えつけられたたった1つの出来事が人間性を作り上げてしまうこともあるんだなと思い、とても怖くなりました。
親はよく子供にはまだ早い話だと思い嘘をつくことがありますが、その嘘が子供にとって大きな出来事であることもあるんですね。
それはたとえ月にはウサギが居て餅つきをしている、スイカの種を食べるとおへそから芽が出るなど本当に小さいことでも、子供にとっては大人が言うことは絶対で、本当に芽がでるのか試そうとする子もいるでしょうし、いくら子供でも真実を話すことが大事なんだろうと思います。
涼子ももしあの時獣医が薬で楽になり死ぬと幸せになれると言わなければ、このような人間性になっていないのではないかと思いました。
子供を傷つけない、子供だから言わない、ではなく、たとえ難しい言葉になってもありのままの真実を伝えるべきなんだろうなと。
ただ個人的にはサイコパスは遺伝とも言われているのでどう育てても殺すことを快楽だと感じる人はいるんでしょうけどね・・・。
親としてはどう育てても将来子供が人殺しや犯罪者になってしまってはいたたまれませんね。
指先が針で刺されたように痛いという母に、タリウム中毒の効果だ、ちゃんと効いていると冷静に分析する姿がめちゃくちゃ怖かったです。
言わば相手が母親であろうと涼子にとっては観察や実験と変わらないのです。
ただ、こういう話は可哀想、酷い、切ない、怒り、いろんな感情が交じると共に興味というものが湧いてくるのでどうなるんだろう、次は何をするんだろうと引きこまれてしまいあっという間に読みすすめてしまいますね。
人間誰しも眠っているだけでも潜在的に猟奇的な部分に興味があるのかもしれないですね。
それでは、「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~」のコミック情報です。
「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~」の公式あらすじ
公式あらすじ
頭脳明晰で医学部を目指す桂木涼子は、毒キノコを採取し、ドクニンジンを栽培し、近所の猫や学校で飼われているニワトリで死の実証試験を行っていた。
それは幼いころ、愛犬を安楽死で見送った時、獣医師から「死ぬことで楽になることだってある」と告げられたことが心に残っていたからだった。
毎日家族のために、身を粉にして働く大好きな母親を楽にしてあげるため、積み上げてきた実証試験をもとに、涼子の母親を殺す『悪魔の実験』がはじまる――。
毒で母親が弱っていく様をリアルに描き話題をよんだ、新堂冬樹の小説をコミカライズ!
※この作品は『ダークネスな女たち Vol.18』に収録されています。
「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~」の掲載誌、出版社、著者情報
掲載誌:ダークネスな女たち
出版社:ぶんか社
著 者:天ヶ江ルチカ(あまがえるちか)/新堂冬樹(しんどうふゆき)
「摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~」の配信サイト
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