大人恋愛「ハネモノ 第10話」あらすじ無料ネタバレと感想|大林あきら著
傷や痛みを抱えた者たちがそれぞれの道を歩む人生
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こんにちは、マンガ大好きな亀太万太郎です。
「ハネモノ」第8話では、やっと二人のカラダが結ばれましたね。
良かった良かった…
これで順風満帆なお付き合いが続くと思いきや、二人の間に刺客が入ってきます。
それ人物、ゲイの須磨!!
須磨は昔から榊静の事が好きだったようで…
それでは早速「ハネモノ 第10話」をレビューしていきます。
目 次
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「ハネモノ 第8話」登場人物(主人公)とあらすじ
登場人物
中原千絵:主人公。30歳の会社員。病気で子宮を全摘出して子供が産めない体。
榊静:高校で美術の先生をしており、土曜日だけアトリエで絵画教室の講師をしている。
原田真帆:榊の元妻で榊とは同じ美大だった。出産の時に羊水塞栓症で赤ちゃんも一緒に亡くなった。
須磨:美大時代の榊の同級生でゲイ。
九条:榊と須磨の美大の同級生。金髪ショートの個性的な女性。
あらすじ
お互いの両親に会い挨拶をした千絵と榊。
そして千絵、榊、須磨、九条の4人で真帆のお墓参りに行くことになります。
「ハネモノ 第10話」のネタバレ
榊のお母さんと初めて会った千絵は子供が産めないことをどう思われるのか気にしていました。
しかし事前に榊が伝えてくれていて、その気遣いに千絵は優しさを感じます。
お母さんは真帆のこともあり、もう孫は怖いと。
そして榊が一人きりじゃなければそれでいいんだと言ってくれました。
一方、千絵の両親にも榊を会わせます。
千絵の両親は榊が挨拶する間もないほど明るくてすぐに打ち解けました。
九条が4人で真帆の墓参りに行かないかと提案します。
4人で真帆に手を合わせます。
九条と千絵が二人きりになった時、タバコを吸う九条が妊婦じゃないか聞いてきました。
遅かれ早かれ言うことになるならと千絵は子供が産めないことを打ち明けます。
すると九条が自分は子供は産まないと言いました。
子供を産めばいい母親になれるとは限らないし自分の子供だから愛せるとも限らないと。
子供がいなくても自分は自分だから好きに生きたいんだと。
千絵はそういう考えの人もいるんだとなんだか気持ちが楽になりました。
実は九条は真帆が好きだったのです。
須磨はあらためて自分が榊を好きな気持ちに気付いて辛くなります。
千絵は自分なりの道をまっすぐに進む、そう思いながら骨董品屋でハネモノの夫婦茶碗を買いました。
そして榊と手を取り合います。2人の指には結婚指輪が光っていました。
~ Fin ~
「ハネモノ 第10話」の感想
ついに完結しました!
登場人物それぞれの人生が描かれていてとてもいいラストだったと思います。
1番素敵だったのが榊のお母さんです。
自分の息子が連れてきた結婚相手が子供を産めないと知ったら普通はどう思うでしょうか。
千絵は病気で完全不妊になったわけですが、そうでなくても高齢とかいろいろな理由で子供は望めない女性はたくさんいると思います。
榊のお母さんは真帆が赤ちゃんと一緒に亡くなったこともあり孫に期待することはもう怖いというのもありますが、千絵に辛く当たることなく優しく包み込んでくれましたね。
千絵が子供を産めなくても榊が一人きりじゃなければそれでいいと言えるお母さん、とっても素敵だと思いました。
特に親世代の人間がなかなか言えることじゃないですよ。
今は選択子無しも普通にいますし結婚式もしない夫婦もいますが親はなかなか理解してくれないものです。
私も子供が全てじゃないと思います。
九条の人生も描かれていましたね。
彼女もまた、子供を産むつもりがないという女性でした。
千絵のように病気ではないですが、子供を愛せる自信がない、子供がいる人生が必ずしも幸せとは限らないと言っていました。
私もそう思います。
また、須磨がゲイなのに対して、九条が真帆を愛していたことも発覚しましたね。
九条もレズだったんですね。
榊の周りは人間関係が複雑だったんだなぁと驚きました。
美大だからなのか、変わった人や個性的な人が多いイメージです。
九条の見た目も女性らしさよりはボーイッシュですし。
そして須磨の人生も、最後の最後でやっぱり榊を愛しているんだという気持ちが自覚できてしまい泣いてしまいましたね。
ただこの思いは一生届くことがない、とても切ないです。
そして千絵と榊はお互いもうしっかりと繋がっています。
これから2人で生きていくことに不安もありません。
千絵の友達が4人目ができた報告を聞いても千絵は心から喜べるようになったんです。
3人目の報告の時の千絵の反応を見て伝えるのが怖かったという友人が安心している様子と嬉しい気持ち、これから2人は更に親友として助けあっていくでしょうね。
千絵は子供を好きという気持ちも子供を羨ましいと思う気持ちも隠したり封をすることをやめたんです。
その気持ちを持ったまま榊と幸せになっていくんだと。
こう思えるのも本当にすごいです。
子供という存在を嫌いになれない限りはずっと子供が好きだし子供がいる家庭を羨ましいと素直に思えるなんて。
榊と出会って変わっただけでなく、榊の周りの友人と接することで千絵は強くなったんですね。
この漫画のタイトルにあるとおり、最後は骨董屋でハネモノの夫婦茶碗を手に取る千絵。自分たちにピッタリと思ったんでしょうか。
榊と当たり前のように自然と手を繋ぎ、その手には結婚指輪が光っている。
そして須磨や九条との友人関係もこれからも続いていくんですね。
真帆のことも忘れることなくみんなでお墓参りに行く、とても素敵な最後だったと思います。
それぞれの人生が、小さな幸せが描かれていて素晴らしかったです。
ハネモノは千絵のように病気で子供が産めなくなった人にも是非読んで欲しい作品ですし、不妊で悩んでいる人にも読んで欲しい作品です。
きっとこれを読むことで子供がいる人生が全てじゃないんだと前向きになれると思います。
作者のツイッターを見たら、またこの4人をどこかで出したいとか九条編なども描きたいとあったので期待したいですね。
それでは、「ハネモノ」のコミック情報です。
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「ハネモノ」の公式あらすじ
公式あらすじ
「ハネモノ」な私でもあなたを愛していいですか――
中原千絵30歳。
もし人間に品質検査があったら、私はきっと「ハネモノ」なんだと思う。
病気をして手術をして…子宮がないから。
夫とは離婚した。
新しい恋も本気になれない…
もう、嫌な思いはしたくないから…。
自分に自信がなくなっていた時、偶然立ち寄った画廊で知り合った榊先生。
先生は穏やかで一緒にいると満たされていく…。
でも、この気持ちが恋心になったところで、私の身体ではきっと悲しい結末が待っているんだろう。
恋に期待できなくなった千絵と、悲しい過去を持つ榊の切なくて暖かい大人の純愛ストーリー。
「ハネモノ」の掲載誌、出版社、著者情報
掲載誌:まんが王国コミックス
出版社:ビーグリー
著 者:大林あきら
「ハネモノ」の目次
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